看護師といえば、昔は病院に勤務して、周辺に住んでいる人たちや、その病院を訪れる患者さんたちの怪我の治療や診察の補助、投薬や服薬の管理、指導、などが主な役割でした。
しかし、時代の変化とともに、暮らしている人たちの考え方も変わって生きます。
昔は病気などになって余命を宣告されたら、病院で余生を過ごさなくては成らないなどと考えられがちでしたが、近年では家で家族に看取られながら逝きたいという風に考える人なども多くなってきています。
そこで登場したのが訪問看護師です。
高齢者は家にいたまま、看護師が在宅看護ステーションから各家庭に訪問して、適切な処置や治療などを行います。
これによって、家で家族に看取られながら逝きたいという人たちの考えに対応できるようになりました。
また、高齢者施設や身体障害者施設には以前は医務室は必ず設置しなくてもよかったのですが、現在は必ず設置しなければならないとされています。
これらは、慢性的な病気を抱えている身体障害者や高齢者が施設内で体調が悪くなって、病院へ受診した際、看護師がいないと病院受診を行ってもうまく状態が説明できなかったり、病院側がその患者さんの日ごろについてわからないためうまく診察ができないところから設置義務と成ったものです。
このように、時代が変化し、われわれの生活が少しずつ変化を遂げていくのにあわせるかのように、看護師の仕事もそれに応じた変化を行っているのです。
関連URL【http://onda6.net/】